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2009/11/07 Sat 02:11
うん。
ただただ貼っておきたかったから。



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LOVEオーディション21。いわゆる5期オーディションで新垣里沙はモー娘入りした。
「モーニング娘になりたい!」の一心で、少しでも芸能界に近付くために子役として
芸能事務所に所属した経歴もある。その時に出演した、おもちゃ会社のCMが
オーディション番組中に流れたのが発見され、コネ疑惑が広まった。


オーディションの会場へは、家族みんなで行った。帰りには、家族で東京タワーにのぼり、
テレ東本社に向けてお祈りをした。「モーニング娘になりたい」などという、
荒唐無稽な小学生の夢を、本気で応援し、支えてくれたのが家族だった。
そんな家族への感謝を、雑誌で「家族のおかげでモーニング娘に入れたと思ってます」と
素直に表現した。すると「コネで入ったことを認めた!」と曲解された。


TV出演では、加入して間もないのに「モーニング娘。の新垣里沙です!」と自己紹介し
『Mr.Moonlight』を「私たちの曲」と言った。夢を果たせた嬉しさと、
メンバー入りした責任感の表われだった。しかし、身の程知らずと叩かれた。
厳しいレッスンに涙をにじませながらも「泣いてないですよ」
「人前で泣くのって、恥ずかしいじゃないですか」と気丈に笑って見せた。
それが「生意気」と見られた。


全てが、裏目だった。


初めてのコンサートでは「辞めろ!」「死ね!」と客席から罵倒された。
「コネ帰れ」などと書かれたボードを掲げる“ファン”までいた。
年端も行かぬ12歳の少女に、一部の観衆は容赦なかった。ネットでも叩かれていた。
ファンクラブのグッズも全く売れなかった。それでも彼女は、決して彼らを恨まなかった。
ただの一度も泣き言を言わず、ひた向きな笑顔を絶やさなかった。
ファンへのメッセージにはいつも「ありがとう」と書かれていた。
モー娘メンバーへのアンケートで、「モーニング娘。になってつらかったこと」の欄も、
ひとりだけ空白だった。 つらくなかったわけなんてないのに。

いつしか目標だった後藤は卒業し、憧れていた安倍もいなくなった。
年下キャラとして全ての人に愛されていた辻・加護もいなくなった。
気付いてみれば、6期メンバーが増えていた。最早5期は中核を担うべきポジションであり、
新垣は、1番下っ端のお荷物メンバーではいられなかった。


新垣は変わった。女子かしまし物語の歌詞でもフィーチャーされている通り、
前髪を切ることによって、新垣里沙は次のステージに進んだ。
それはまるで元服の儀だった。今までの放置メンバーのポジションから脱却を目指し、
ストレートな「アイドルとしてのかわいさ」を模索し始めたのだ。ぎこちなかった笑顔は、
いつしか本当の笑顔になっていた。新垣を取り巻く空気が、少しずつ変わり始めた。
ネットにも「新垣本当に綺麗になったな」
「おまえら、本当はガキさんが可愛いと思ってるくせに」といった声が増えてきた。


かって吉澤ひとみは「アイドル、それは生きる希望」と言ったが、
新垣里沙はそれを体現してみせた。諦めずに頑張れば、どこかへ辿り着く。
今となっては、オーディション当時「この子は将来絶対美人になるでェ…」と
つぶやいたつんく♂の慧眼に、改めて感服するほかない。


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